急がば廻れ

不幸の始まりは

いわゆる「先駆者」たちが、
偶発的にヒットした手法を後付け理論で公表し、

“成果の出ない人は、成果が出るまでがんばりましょう!”

とばかりに、妖しげな精神論を持ち込んだことです。

集団心理

こうすれば稼げる、と「テンプレート」を渡すと、

テンプレートをそのまま用いる人が数十、
数百と膨れ上がっていきます。

人は誰もが、面倒なことは嫌いです。

渡されたテンプレートを「そのまま」、
市場に放り込んでしまうのです。

なにせ、儲かる実例を渡してもらえる。

個性もなく、
ただ羅列された文章をコピー&ペースト。

他人の褌で相撲をとるとは、まさにこのこと。

ほんの少し考えれば分かることです。

オファーを受けたのは、自分ひとりではない。

それに乗じて動き出すのも、ひとりではないのだと。

ところが、まるで自分だけに贈られた特別なモノのように、

せっせとコピー&ペーストを繰り返し、
立派なスパマーへ成長していきます。

まったく同じ手法でメールアドレスを収集し、

まったく同じ文章をコピー&ペーストで配信し・・・。

でも、受け取る側からしたらどうでしょうか?

おそらく、
協賛メルマガやらポイントサイトやらでかき集めたアドレス。

自分以外の数百名も、同じものを一斉に配信したら・・・?

膨大な数の同一内容のメールが誕生します・・・。

今、私のGmailの「迷惑メールボックス」は、
カニの宣伝でいっぱいになっています。

7ティアだったか、
すさまじい勢いで広がっているようですね。

ちょっと前には、「情報商材暴露」だとか何とか。

アドレスにどんどん違った名前が入っていました。

停止メールを送信しても無駄。送信者の情報もなし。

これは経産省に直で通報するようにしておきました。

サーバーは海外でしたね。

海外サーバーなら大丈夫、
とタカをくくっているのでしょうが・・・。

名前が次々変わって配信されていったのは、
おそらくアフィリエイトでしょう。

・・・・「善意」だったのかもしれません。

「悪い情報商材」を懲らしめて、
人々を守るヒーローになろう、と。

しかし、
受け取る側からすれば、これほど不快なものもありません。

大勢から、同じ内容のメールを配信されているのですから!

受信許諾を一切していない、メール、メール、メールの山!

これが、我が国の大半を占める、

e-mailマーケティングの姿なのです・・・

こういうのって、「押し売り」って言いません?

しかも、程度の著しく低い・・・。

下っ端やくざのさらに使いっパシリのような、ヘタクソな押し売り。

コピペ&送信ボタンクリックという作業をするだけで、
いっぱしのインターネットマーケターであるかのごとく振舞いつつ、
「売れない」と嘆く。

実に滑稽な姿ではありませんか。

そして、加速させる「大御所」「先生」「塾」の声・・・

「成果が出るまで頑張りましょう!」

もう手遅れだと言うのに・・・・。

商品、商材が沢山開発され、詐欺的な商材が少しずつ駆逐され、

もはや食傷気味な状態であるにも関わらず・・・・・

マーケティングに関しては、

いつまでたっても「戦後の闇市時代」から抜け出せずにいるのです。

やれることと言えば、

1.そこかしこに「闇市(ブログ)」を設置する

2.コピペメール(押し売り)

「もはや戦後ではない」

そんな時代に、道端にいきなり「借り物の商品」を広げたら?

嫌がられているのに、しつこく押し売りを繰り返したら?

口コミによる広がりと

スパムメールを同一視する誤った感覚は、
一体どこから生まれるのでしょう?

想像するなら、

多くの人にとって、インターネットは「ヴァーチャル」であって、

言葉をかけるのはディスプレイに対してであって、

相手への気遣いなど、無いに等しいのではないでしょうか。

「ヴァーチャル世界でお小遣いを稼ぐ。」

その程度の感覚なのかもしれません。

相手がれっきとした「人」であるという現実が、
抜けてしまっているような気がします。

今後ますます、格差は広がっていくことでしょう。

自分で何もしたくない、他人任せで稼ぎたい。

その気持ちは痛いほどわかりますが、
それはただの願望でしかありません。

結局良いように操られ、
「次の儲け話」を買わされてしまうだけ。

自分で主催し、自分で人より一歩先へ進む。

自分をコントロールし、市場を開拓し、
商品やサービスを投入する。

その程度のこともしないで、労せずお金だけがほしい?

働き口を探して、必死な人が山ほどいるのに?

そんな都合のいい夢物語など、あるはずないのに・・・。

「何から始めていいか、分からない」

そんな質問をするのは・・・・見込みのある証拠なのです。

多くの人は分かっている「つもり」で、

その実、何が分からないのか分からないままに、行動しています。

「行動することが大事」

本当にそう言い切れるのでしょうか?

何も分からないままに、自意識だけが肥大して、

そこらじゅうにオファーをばらまくこと・・・

これなら、何もしないほうがまだマシではありませんか?

迷惑なだけでなく、本人のためにもなりません。

急がば、廻れ

これは、琵琶湖のことです。

直線で湖を突っ切るより、
陸路を行く方が結局は安全に、早くたどり着く。

そういったものなのです。

お金を稼ぎたい、実に結構ではありませんか!

私もお金は大好きです。

お金が嫌い、という人は、「饅頭怖い」の類でしょう。

ところが実際は・・・・

本当は心の奥底で、お金持ちになることを恐れているのです。

心の片隅で、「稼げてしまったらどうしよう」と、
不安に慄いているのです。

だから他人の言葉を使い、自分では何もしない。

お金を稼ぐ以上、
稼いだお金への責任も同時に生じることが怖い。

他人に責任を被ってもらって、
自分はチョッとだけ稼げればいい。

税金の申告をせずに済む程度に・・・。

「ネットでお小遣い稼ぎ」という言葉が、
それを端的に表しているのではないでしょうか?

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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